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駐日ジョージア大使らが振り返る「ロシア・ジョージア戦争とウクライナ侵攻の共通点」
駐日ジョージア大使らが振り返る「ロシア・ジョージア戦争とウクライナ侵攻の共通点」
 駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバ氏、国際政治学者のダヴィド・ゴギナシュヴィリ氏が、6月29日発売の『Maybe!』(vol.13)「ビッグラブ」特集内の「愛で戦争を止めたい」に登場した。ともに1980年代にジョージアの首都トビリシに生まれ、2008年にロシアによるジョージアへの侵攻を経験した。「5日間戦争」と呼ばれた当時の侵攻の状況を振り返るとともに、現在起きている、ウクライナ侵攻について見解を語った。ダヴィド氏:2008年のロシア・ジョージア戦争は、いまのウクライナ侵攻ほど注目を浴びませんでしたが、戦争自体の展開は非常に似ていました。戦争勃発前からミサイルが飛んできたり、ジョージア北部のいわゆる「南オセチア」(ジョージア北部のロシアが占拠する地域)で民間人がスナイパーに射殺されたりしました。2008年4月にNATOのサミットでジョージアは「NATOに加盟してもいい」というような宣言が出されたのですが、そこからロシア側の戦闘準備が加速して、7月には国境沿いでロシア軍が軍事演習を始めた。これもウクライナと同じですね。挑発的な攻撃に対してジョージアが反撃したら、大規模な戦争に発展したわけです。レジャバ大使:ロシアにとっては、あの侵攻って実験みたいなものだったんですよ。どこまで攻撃したら国際世論が反応をするのか試していた。そして実際にいわゆる「南オセチア」を占領して、「これくらいなら大して非難もされずにクリーンに上がれるだろう」と思わせる成功体験を与えてしまったんじゃないかなと思いますね。実際ジョージアでの戦争は5日間で終わりましたし。「だったら別の所でも頑張ろう」というのがロシアの思いになったのではないかと。ダヴィド氏:当時、国際社会が断固としてロシアを非難し、適切な処置をとっていたら、ロシアはウクライナを侵略する気にならなかったと思いますよ。レジャバ大使:(プーチン大統領は)ウクライナを「非ナチ化している」と発言されていますから、良いことをしているつもりなんでしょうね。民間人を殺してもなんとも思っていないんじゃないですか。しかし、それは皮肉の他なんでもない上に、この無惨な行動は忘れられることはないでしょう。【Profile】ティムラズ・レジャバ外交官。駐日ジョージア大使。1988年ジョージアの首都トビリシ生まれ。1992年に日本へ移住して以来、大学卒業までジョージア、日本、アメリカ、カナダで教育を受ける。早稲田大学卒業後、キッコーマン入社を経て2019年8月から現職。ダヴィド・ゴギナシュヴィリ国際政治学者。1983年トビリシ生まれ。駐日ジョージア大使館専門分析員、慶應義塾大学SFC研究所上席所員を務める。(C)南阿沙美/Maybe!
2022.07.01 16:00
NEWSポストセブン
昨年は村上と本塁打王を分け合った岡本和真(時事通信フォト)
2年連続本塁打王、打点王の2冠でも 巨人・岡本和真の「評価がイマイチ」の理由
 首位・ヤクルトに大きく突き放されている巨人。その中で不動の4番・岡本和真のはたらきはどうだろうか。今季は好不調の波が激しいが、75試合出場で20本塁打、59打点をマーク。自身初の40本塁打も十分に狙える成績だが、6月に月間14本塁打をマークするなど「令和初の三冠王」を狙えるヤクルトの4番・村上宗隆に比べるとどうしても影が薄くなってしまう。スポーツ紙の遊軍記者は「岡本と村上のプレースタイルの違いも影響している」と指摘する。「村上は闘志むき出しでベンチでも常に声を出している。主将は山田哲人ですが、周囲を鼓舞する姿勢を含めて村上がチームリーダーになりつつある。一方で、岡本は穏やかな性格でマイペース。ナインを引っ張るタイプではない。ガツガツした感じがしないので、チームが低空飛行の時は物足りなく感じてしまう。岡本の状態は決して悪くないのですが、今年は村上に本塁打、打点で差をつけられて、巨人もヤクルトの首位独走を許している。4番打者に対する風当たりが強くなるのは宿命ですね」 長嶋茂雄(現巨人終身名誉監督)、王貞治(現ソフトバンク球団会長)、原辰徳(現巨人監督)、松井秀喜(現ヤンキースGM特別アドバイザー)と「巨人の4番打者」の華やかな系譜を引き継ぐのが岡本だ。高卒4年目の2018年に打率.309、33本塁打、100打点をマーク。史上最年少で「3割・30本塁打・100打点」を達成すると、2020、2021年と本塁打と打点の二冠王を2年連続で達成。王貞治以来球団史上2人目の快挙だった。広角に本塁打を飛ばせるパワーと打撃技術は球界屈指。5月29日の日本ハム戦で通算150本塁打に到達した。634試合出場での達成は巨人の日本人選手で最速記録だ。 25歳の若さでこれだけの実績を打ち立てているにもかかわらず、昨年の東京五輪では侍ジャパンのメンバーから落選。今年のオールスターのファン投票(6月28日付)でもセリーグ三塁部門で、トップの村上の33万8433票に大きく差を開けられた2位で18万6638票。一方で打撃不振の中田翔が一塁手部門のトップで、24万3544票を集めている。巨人担当の番記者は「同じポジションに村上がいるので票が入らないかもしれないが、まさか中田より票数が少ないとは……。打撃だけではなく守備もうまいし良い選手なのですが、華がないんですかね」と首をかしげる。 そんな岡本だが、試合中の「ある振る舞い」に批判の声が集まった。6月29日の中日戦で6回の打席でスイングした際に、手からすっぽ抜けたバットが三塁側の中日ベンチに飛び込んだ。幸い誰にも当たらずケガ人も出なかったが、岡本が中日ベンチに見向きもせずウェイティングサークルに戻り、ボールボーイにバットを拾わせたことにネット上で〈謝るぐらいしないと。子供たちも見ているんだから〉〈巨人の4番としてふさわしい態度ではない。自分でバットを拾うぐらいしてほしい〉と批判の声が上がった。「岡本が試合中の態度で批判されるのは珍しい。あまり気にする性格ではないですけどね。彼は朴訥とした性格で活躍しても変わらない。後輩も接しやすいので高卒2年目の中山礼都がなついていました。ちょっと誤解されている部分がありますが、少しずつベンチでも声を出すようになり坂本勇人の後継者として巨人を引っ張ろうとする使命感は伝わってきます。噛めば噛むほど味わいのあるスルメのような人間です。『岡本ワールド』が世間に浸透する日はもう少し先になるのではないでしょうか」(在京キー局の放送関係者) 球界を代表する和製大砲はライバルを乗り越えられるか。
2022.07.01 16:00
NEWSポストセブン
(写真/GettyImages)
夏肌の大敵「毛穴熱風」「肌荒大気」該当する地域は? 新発見「糖化汗」も要注意
 化粧品メーカー・ポーラが発表した「美肌県グランプリ2021」によると、美肌県第1位に輝いたのは石川県で、2年連続のトップだった。「美肌県グランプリ」とは、ポーラのパーソナライズドサービスブランド「APEX(アペックス)」が保有する約1970万件(2021年12月末時点)もの肌のビッグデータを活用したもので、毎年“いい皮膚の日(11月12日)”に発表されている。 同じ日本の中でも、居住地域によって肌状態に差が出てくるのは、環境の影響もある。肌に影響を与える「水蒸気密度」「日照時間」「気圧」「肌荒風」気象環境に加え、夏特有の「毛穴熱風」と、夏に威力を強める「肌荒大気」があることが、ポーラと日本気象協会の共同研究で明らかになった。毛穴を広げる毛穴熱風 毛穴熱風には2種類あり、その1つが「山の毛穴熱風」。これは、フェーン現象(湿った空気が山を越えるときに雨や雲として水分を減らし、乾いた空気が山を下ることで山の風下側で気温が上昇すること)によるもので、この熱風にあたると毛穴が開いてしまう。 もう1つは「海の毛穴熱風」で、太平洋側の南寄りの強い海風により、一気に湿度の高い熱い空気が押し寄せることで、毛穴が開いてしまう。同社のAPEXブランドマネージャー・佐々木雅之さんはこう解説する。「毛穴熱風にわずか30分あたるだけで毛穴の面積が約2倍に拡大するという実験結果もあります」(佐々木さん、以下同) 山の毛穴熱風が吹くのは、福島県・栃木県・群馬県・埼玉県・静岡県・岐阜県・福井県・滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・福岡県・佐賀県。海の毛穴熱風は、茨城県・千葉県・神奈川県・静岡県・和歌山県・沖縄県に吹くので注意したい。ちなみに、静岡県はダブルの毛穴熱風の影響があるので要注意だ。 毛穴熱風から肌を守り、トラブルを進行させないためには、メイク前にしっかり保湿すること。また、メイクした肌に熱風にあたった肌をおしぼりなどで冷やすと、ファンデーションが開いた毛穴に落ち込んだ状態で固定され、余計に毛穴が目立ってしまう。メイク直しをするなら、コットンでふき取ってからがいい。肌のゴワつき・くすみ・しわを作る肌荒大気 夏の肌荒れを起こすもう1つの要因が「肌荒大気」だ。「人口が多くて工場地帯があり、近くに山地がある地域は、夏に風が弱いため、大気汚染物質が滞留しやすく、『留まるタイプの“滞留型”肌荒大気』が発生する。これに該当するのは、新潟県・富山県・広島県・滋賀県・千葉県。 また、海風がある地域には、大気汚染物質が海風に乗って『流れ込むタイプの“流入型”肌荒大気』が発生し、ともに肌荒れを起こしやすくします。こちらは、茨城県とお隣の栃木県が該当します。 汗・皮脂が多い夏の顔には、ほかの季節より大気汚染物質が約3.7倍付着するというデータがあり、特に目頭、小鼻、あごのくぼみなど、顔のくぼみの部分に残りやすい。ここを意識して洗顔し、肌に汚染物質を残さないように心がけてください」 微小粒子状物質(PM2.5)の注意喚起が出ている地域も同様の対策を行うとよい。「自分の肌状態に加え、住んでいる地域の環境の特徴を把握してそれに対応するケアを心がけるとよいと思います」2022年の新発見 顔汗の糖化が毛穴を目立たせる 今年は猛暑が予想されており、顔汗による「メイクのヨレ」「べたつき」「におい」が気になるという人が多いだろう。前述のように、汗が空気中のほこりや花粉、大気汚染物質を引き寄せて付着させ、肌トラブルの原因になる。毛穴を目立たせるのは、これらの物質が毛穴に落ち込むだけでなく、汗そのものが悪さをしている可能性があることが、ポーラの研究により明らかになった。同社のB.Aリサーチセンター長・宗吉裕樹さんは次のように解説する。「肌の糖化と老化の関係は、さまざまな研究で解明されています。肌のたんぱく質と糖が結合して最終糖化産物(AGEs)が生成され、たるみやくすみの一因となるのです。 私たちが注目したのは、肌に必ず存在する『汗』。本来は体温調節のほか保湿など、肌の健康を保つ役割を担っていますが、汗の成分にはたんぱく質と糖が含まれています。発汗すると同時にたんぱく質と糖が出会えば、徐々に汗の成分が糖化していくと考えられます。これが糖化した顔汗、つまり糖化汗なのです」 肌の角層でAGEsが生成されると、角層自体が硬くなってゴワつき、肌にこびりついて通常の洗顔では落としにくくなる。AGEsは褐色なので黄ぐすみの要因にもなる。 また、真皮でコラーゲン繊維と糖が結合し、コラーゲン同士で固まったり、AGEsに触れた線維芽細胞がダメージを受けると、ハリや弾力も低下。肌老化が進むのだ。「汗に含まれたAGEsが毛穴の中に入り込むと、真皮ではコラーゲン構造が悪化してゆるみ、毛穴がたるむことが考えられます。表皮ではターンオーバーが乱れたり、未熟な表皮細胞が表層に現れてキメが乱れ、毛穴がすり鉢状に開くなど、毛穴目立ちのリスクが高まります」(宗吉さん・以下同) 汗の成分の糖化は、紫外線によって促進されるため、衣服によって紫外線があたりにくい体の汗より、紫外線にあたる機会の多い顔汗の方が糖化リスクが高いと考えられる。「汗をかいたらこまめにやさしくふき取ることが大切です。また、糖化に着目した化粧品などを使用し、汗の成分を糖化させないようなケアも有効です」 植物由来のパシャンベエキスとレンゲソウエキスが汗に含まれるたんぱく質の糖化を抑制し、完熟ツルレイシエキスとヨモギエキスにはAGEsによる毛穴目立ちなどの肌への悪影響をブロックする作用が期待できるという。顔汗をかきやすいなら、このような成分入りの化粧品を選び、猛暑と糖化汗から肌を守り、夏老けを予防しよう。取材・文/山下和恵※女性セブン2022年7月7・14日号
2022.07.01 16:00
女性セブン
新メンバー募集が大注目の「純烈」。2020年6月、温泉の宴会場での無観客ライブ(時事通信フォト)
純烈の新メンバーになぜ応募が殺到したのか?売上や仕事の量だけで計れない本来の価値
 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、新メンバー構想で注目を集める男性4人によるムード歌謡コーラスグループ「純烈」について。 * * * スーパー銭湯アイドル純烈の新メンバーに、芸能界を中心に様々な方面から応募が殺到しているという。メンバーの小田井涼平さんが年内いっぱいでグループを卒業するため、代わりとなる後任のメンバーを迎えると、リーダーの酒井一圭さん(47才)が4月末に構想を明かしたためだ。 これまでタレントの野々村真さん(58才)にJOYさん(37才)、楽しんごさん(43才)、大阪や名古屋など地方局のアナウンサーらが応募したと報じられた。芸能界でもうひと花咲かせたいタレントや、もっと自分を生かしてみたいと思う中年男性にとって、こんなチャンスは滅多にない。といって公募しているわけではなく、オーディションもないのだから、所属事務所に問い合わせる人が続々といるらしい。 条件は30~50代、身長が175cmから2m。ある程度歌って踊れて、「安いご飯をおいしく食べられるような素朴な人柄」というのが酒井さんのいう新メンバーとしての重要ポイント。けっこう緩い条件だけに、もしかして自分も? と夢見る人はそれだけ多くなったはずだ。言いかえれば、純烈はそれだけ夢を見ることができるグループだと感じた人が多いということだろう。 その理由を『女性セブン』では、ギャラとは別にファンからの”おひねり”があること、紅白に4年連続出場していることなどから、純烈を「優良企業」だと分析。 純烈を企業と捉えれば、確かに優良企業だ。歌って踊れる人材は揃っているし培ってきたブランド力もある。ムード歌謡のアイドルという希少性もあるし、グループとして他には真似できない雰囲気や文化もあれば、熱狂的なファンもいる。芸能界で競争優位に立てる経営資源・リソースをしっかり持っているのだ。さらに彼らが活躍してきた中心はスーパー銭湯という市場。経営学でいえば、競争の激しいレッドオーシャンではなく、競争相手の少ないブルーオーシャンであり差別化戦略もできていた。 そこにリソースを組み合わせて活用していくだけの組織的能力である「ケイパビリティ」もきっちりある。ケイパビリティは一般的に能力や手腕という意味だ。グループとしてのまとまり、人を惹きつける演出やファンサービス、心を掴み話題になるような情報の発信。一人一人の個性を生かし、グループとしての強みや価値を上げるようプロデュースしているリーダーの酒井さんは、まさに純烈のケイパビリティの要だろう。 コラムニストで放送作家の山田美保子さんは、NEWSポストセブンの記事で、コロナ渦で危機となってもさまざまな発信を続けてきた酒井さんのプロデュース力と、彼の人柄や人心掌握力もあると分析している。 優良企業にプロデュース力抜群のリーダーがいるのだから、誰が見ても魅力的なグループであることは間違いないわけで、応募したというタレントや芸人たちにとっては、自分の存在をアピールできるまたとないチャンスにもなったと思う。 一般人からもツイッターやインスタを使って積極的なアピールがあるという純烈。新メンバーに関する報道はSNSで拡散され、人々の話題にのぼり、ますます注目を集めている。ここで見えてくるのは純烈というグループの今の価値だろう。どれだけの芸能人が応募してきたのか、多くの人が入りたいと希望したのか。これまでの人気、ファンの人数、楽曲の売上、仕事の量だけでは計りきれない純烈のグループとしての本来的な価値が、今回のことで見えてきたのではないだろうか。「最後の3択までしぼられている」と酒井さんが語る新メンバー。発表されるその時の演出が楽しみだ。
2022.07.01 16:00
NEWSポストセブン
芸能事務所の社長として奮闘する小阪由佳さん
元グラドル小阪由佳が「芸能事務所社長」に 5人の専属タレントと歩む新たな人生
「ミスマガジン2004」グランプリを獲得するなど、芸能界で華々しく活躍した元グラビアアイドルの小阪由佳さん(37)。2009年に芸能界を引退後、20キロも激太りした姿をブログで公表して世間を騒がせた時期もあったが、保育事業などを経て2021年に「株式会社cheer lead(チアリード)」を設立。芸能人のメンタルコーチや演技指導などを行なってきたが、6月からは本格的に5人の専属タレントを抱える「芸能事務所」の社長として、「新たな人生を歩み始めた」という。元タレントの小阪さんが、なぜタレントを育成する“運営側”に回ることになったのか──。彼女にそのきっかけと現在の仕事ぶりについて聞いた。最初は「ほとんどボランティア」「もともとcheer leadを設立したのは、芸能界で酸いも甘いも経験した自分がタレント活動で悩んでいる人をどうにかサポートしてあげられないかと思ったことがきっかけでした。色々と世間をお騒がせしてしまったことがあったので、知り合いから『芸能で悩んでいる子がいるんだけど、話を聞いてもらえない?』と相談されることが多かったんです。そういう機会が増えてきたので、会社を設立しました」 とはいえ、形の上では「事業化した」と言っても、最初は無料のカウンセリングなどボランティア同然の状態だったという。「私のところに相談に来るのは大手芸能事務所に所属していないフリーの子ばかりです。彼女たちの悩みは『仕事の案件がない』『オーディションの受け方が分からない』というモノですから、そんな彼女たちがお金なんてあるワケがない(笑)。ほとんど無料でやっていたのでビジネスになるものではありませんでした。ただ幸いなことに、私には昔の仕事の知り合いから『もし興味がある子がいたら教えてあげて』と色々なオーディションの案内などをもらうツテがあったので、彼女たちにそれを紹介してあげていたんです」 しかし、相談に来る「タレントの卵」たちに接するうちに、小阪さんのなかにはある違和感が生まれていったという。「大手芸能事務所のノウハウ」は大事「言い方は悪いんですが、実力云々の前に知識が足りていなかった。『オーディションを受けたい』と相談してくるのに自分のプロフィール表がなかったり、全身写真が必要なのに体が切れている画像を掲載していたりと正直、『自分を売る気があるのか!』という感じでした。でも仕方がなくて、一度もプロによる教育を受けていないから芸能の仕事の最低限のルールとか正解が分からないんです。 大手の事務所に所属していた経験から、私は芸能事務所が『どうやってタレントを売り込むのか』を知っていました。だからこそ最低限の“武器”すら持たずに厳しい芸能の世界に挑もうとする姿がとても歯がゆかったんです。いまになって思いますが、売り込みから生活指導まで二人三脚でお金をかけて面倒を見てくれる大手事務所の教育は素晴らしかったし、ありがたいことだったと思います」 もともと「広く浅くの人付き合いは苦手」だという小阪さんは、そうしたタレントたちを根気強く指導していく。ただ、多い時は30人以上から相談を受けるようになり、彼女自身のキャパシティにも限界が来ていた。「さすがに体力的にも、生活していく上で費用対効果の面でもツラいなと感じるようになってきました。でも指導していた子がオーディションに受かると自分のこと以上に嬉しくて、この仕事は自分に向いていると思いました。何より私ほど芸能界で栄枯盛衰というか転落というか、そういう経験をしている人は少ないでしょうから(笑)。なので、ちゃんと『芸能事務所 チアリード』として自分が『この子だ!』と思った子だけを専属タレントとして誘って本格的に事業としてやっていこうと決意したんです」 「本当はグラビアをやってみたかった」 小阪さんは今年4月、これまで自らが相談を受けるなどして会ってきたタレント5人を誘って事務所の社長としての業務を開始。まずはそれぞれと個別面談を行なって、タレントとして「今後どうしていきたいか」の方向性を相談したという。「私のところに来てくれた子は、自分の見せ方が分かっていない子が多かった。でも、みんな光るモノは持っているんです。女優として舞台などに出ていた渡邊まど佳(26)はバストが90cmもあってスタイル抜群。本人から『実はグラビアをやってみたかった』と相談されました。ただ、露出を伴う仕事ですから以前はなかなか相談できなかったらしくて。私は経験者なので、『じゃあ是非やっていこう』と話しています。 同じく女優の吉留憂(28)は立命館大学のスポーツ健康科学部卒で、ボート競技で全国大会準優勝の経験を持つ“肉体派”です。でも本人はアクションに自信がなかったみたいなんです。ところが、一度やってもらうと、これがメチャクチャ良かった。普通の綺麗なアクションとは違う野性味みたいなものがあって、『これはイケるな』と(笑)。『あなたはアクションができる個性派女優でやっていくことを目指すべき』とトレーニングさせています」「目標は太田光代さん」 18歳でタレントとしてデビューし、別の分野の仕事も経験した小阪さんだが事務所社長としての仕事は「これまでとは違う覚悟」で臨んでいるという。「私は5人の子たちに、『私も芸能事務所社長としてもう1回売れたい』『そのためには、あなたたちが売れてもらわないと困る』と伝えています。私なんかが言うのはおこがましいのですが、目標は太田光代さんです。今後はタレントのマネージメントをして、自分自身も発信していきたい。他人の人生を預かるのは怖いですが、私もすべてを懸けて頑張っています。タレントをやるのも楽しかったけど、私は誰かのために頑張る方が性格的にもあっているのでいまが人生で一番充実していますね。 ありがたいことにここ数年、私の人生を“波瀾万丈”という感じでインタビューしていただく機会が増えたんです。でも、そういう過去の話をすることにも段々と飽きてきた自分がいて(笑)。『もっといま頑張っていることを話したいな』と感じていました。もちろん決して平坦な道でないことは承知していますが、ありがたいことに既に大きな仕事のオーディションに合格する子も出てきていて、幸先は良いなと感じています。みんな新人なので決めなくてはいけないことや学ばなくてはならないころも山のようにありますが、これからは私自身のことより5人のタレントたちのことを話せるように頑張ります!」 今年の1月には、元俳優の年下男性との結婚も発表した小阪さん。「夫も応援してくれているので励みになる」と語るその姿は、タレントとして華々しく活躍していた頃以上に輝いていた。
2022.07.01 16:00
NEWSポストセブン
眞子さまの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室圭さんの妻・眞子さん 華やかだった4年前の「箱根・女子旅ファッション」
 小室圭さんの、3度目のニューヨーク州司法試験が迫っている。そんな小室さんとともに姿がキャッチされた妻・眞子さんのファッションからは、海外での新婚生活という華やかな様子は感じられず、海外メディアに「ユニフォーム」と指摘されるほど、いつも決まったシンプルな出で立ちだ。だが、本来の眞子さんの私服はもっと華やかだった。4年前、女性セブンが見ていた「結婚前のプライベートショット」を振り返る。「皇族のファッション」というと、フォーマルなイメージを抱く人がほとんどだろう。昨年小室圭さんと結婚し、ニューヨークに渡った眞子さんは民間人になった。海外メディアも含めこれまでに写真つきで報じられた姿のほとんどが、カジュアルなファッションだった。 渡米時は、紺の丸首セーターに黒のワイドパンツ姿。渡米後、初の週末デートを楽しんだ際には、裾を大きく折り返した太めのデニムパンツと、黒いレザーのショートブーツだった。 それまで、“プライベートファッション”があまり世間の目に触れてこなかっただけに新鮮に映る面もあったが、6月8日、英タブロイド紙『デイリー・メール』は、眞子さんの直近のファッションについて「ユニフォームのようだ」と指摘した。 たしかに、黒っぽいトップスにデニムパンツと、眞子さんのコーディネートのバリエーションは、そう多くはないようだ。 税金を原資にした生活を送っているため、皇室の方々には「質素倹約」の精神が根付いている。加えて、ニューヨーク州司法試験に2度不合格だった小室さんの収入は物価が高騰しているニューヨークでの生活に心もとなく、自由にファッションを楽しめない側面もあるのかもしれない。 遡ることちょうど4年前、『女性セブン』は眞子さんのプライベートシーンをとらえていた。2018年2月に小室さんとの結婚延期が発表され、当時は様々な事情が“宙ぶらりん”な状態。そんな最中の2018年6月、見頃を迎える紫陽花に彩られた梅雨時の神奈川・箱根に、学習院初等科から高等科時代まで一緒だった友人3人と、眞子さんは1泊2日の女子旅に出かけた。 キャリーケースを引いた眞子さんは、黒のカットソー姿。黒いトップスは現在と印象が変わらないが、その時はひらひらと風になびくフレンチスリーブだった。 また、濃いブルーのグラデーションがかかったロングスカートは、裾にゴールドのラインが輝く。ワンサイドに流したロングヘアからは、時折大ぶりなイヤリングがのぞいていた。 小室さんの試験が迫っている。「三度目の正直」が叶えば、眞子さんも以前のように、心おきなくコーディネートを楽しめるようになるかもしれない。
2022.07.01 16:00
NEWSポストセブン
2004年、小泉政権の「年金制度大改革」から年金減額が始まった(時事通信フォト)
年金改革は政治家の“嘘の歴史” 失敗に終わった小泉政権が掲げた「100年安心」
 アベノミクスの見直しから官僚人事まで、ことごとくぶつかり合う岸田文雄・首相と安倍晋三・元首相。だが、この2人が唯一、歩調を合わせられる政策があった。年金の支給額引き下げである。2人は、自民党政権がついてきた「100年安心」という国民への嘘を隠蔽し続けなければならない“共犯者”なのである。 年金改革は政治家の嘘の歴史といってもいい。最大の嘘は「年金100年安心」という言葉だろう。覚えている人は多いはずだ。小泉純一郎政権が年金制度の大改革(2004年)を行なった際、当時の坂口力・厚労相が掲げた標語だ。 小泉年金改革では年金財政を維持するために保険料の大幅値上げなどが決まった。それに対する国民の不満が高まると、政府与党は「これで年金制度は100年安心」と説明し、現在も自公政権は「100年安心」を掲げ続けている。 このとき導入されたのが、年金減額の第一の仕組みである悪名高い「マクロ経済スライド」だ。年金制度の変遷に詳しい「年金博士」こと社会保険労務士の北村庄吾氏が語る。「いきなり年金支給額を減らすと言えば政府はたいへんな批判を受ける。そこで物価スライドの仕組みを巧妙に変えた。本来なら物価が上昇したときは、年金も同じ上昇率で引き上げなければならない。 だが、『年金の支え手である現役世代の賃金の変化や少子化、年金受給者の平均余命の延びなどマクロ経済の変化に合わせる』という建前で物価上昇率より0.9%差し引いて年金を上げることにした。これなら物価上昇時にも少しだけ年金額が増えるので、国民には目減りしていることがわかりにくい。長期にわたって年金支払いを減らしていく巧妙な仕組みです」 炊き出しのオニギリにたとえるとわかりやすい。政府が炊き出しでお年寄りにオニギリを配っていた。だが、このままではお釜のごはんが足りなくなりそうだと考えて、途中からオニギリをどんどん小さくしていくことにした。いずれひと口大のとても小さなオニギリになるかもしれないが、「これなら100年間配り続けられる」というわけだ。 だが、国民から“将来、オニギリがご飯1粒になるんじゃないか”との不安の声が上がると、当時の小泉首相は“いやいやそんなことはありません”とばかりに、「厚生年金は将来にわたって現役世代の所得の50%より下がらないことを保証します」と約束した。これが「所得代替率50%」と呼ばれて現在も厚生年金の最重要目標とされている。厚労省の直近の年金財政検証(2019年)では、現状の所得代替率は約61%と計算されている。空想上の数字 北村氏が続ける。「100年安心と聞かされた国民は、100年先まで年金で安心して生活できると受け止めた。しかし、本当の意味は、マクロ経済スライドで年金支給額を目減りさせていけば国の財政は100年持つということで、国民の老後の生活を保証したものではない。その証拠に、厚生年金受給者の多くは、すでに現役世代の所得の4割とか3割の年金しかもらっていない。 厚労省がシミュレーションしている所得代替率は、夫が40年間会社勤めをして、妻が40年間専業主婦をしていたというモデル世帯。そんな世帯がどれだけあるのか。 大卒サラリーマンの場合、途中で転職したりで加入期間35年ほどの人も多く、妻も基礎年金の加入期間40年に満たないケースが大半です。厚労省はいつまで現役世代の所得の50%を保証するという“空想上の数字”で国民を誤魔化そうとするのでしょうか」 実は、小泉政権の年金改革は完全に失敗だった。日本経済は長いデフレが続いたため、物価上昇時に年金の増額を抑える「年金目減り作戦」(マクロ経済スライド)が一度も発動できなかったからだ。国民に保険料値上げの痛みを強いても、年金財政の面では100年安心どころか、危機的状況は変わらなかった。※週刊ポスト2022年7月8・15日号
2022.07.01 11:00
週刊ポスト
吉川赳・衆院議員は執拗に“悪あがき”を…(写真は騒動の夜)
ボーナス支給の“パパ活”吉川赳議員と「連絡取れる」金子惠美氏がバラして波紋
“パパ活”で18歳女性に飲酒させたと報じられた後、離党しただけで議員辞職せず雲隠れを続ける吉川赳・衆議院議員。6月30日には、国会議員の夏のボーナスにあたる「期末手当」約290万円が支給された。 吉川氏は自民党時代、岸田派に所属していた。岸田文雄首相は「一刻も早く国民への説明責任を果たすべきだ。説明責任を果たせないなら、これはもう国会議員としての進退に直結する問題になる」と記者会見で述べたが、自民党内からは「本人が連絡取れないんだからしょうがない」(自民党ベテラン議員)と幕引きムードが広がっている。 果たして連絡が取れないというのは本当なのか。元衆議院議員の金子恵美氏が6月25日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演。吉川氏から連絡があったことを明かしたことが波紋を呼んでいる。 吉川氏と当選同期の金子氏によると、報道が出る2日前、静岡で県議会議員を交えて会食する予定だったが、不祥事が明るみに出たためキャンセルとなり、金子氏と夫の宮崎謙介氏に連絡があったという。 さらに金子氏は、夫妻で今でも定期的に吉川氏と連絡が取れていると明かし、「ただ、なかなか接触したくない人からは電話を受けてない」「彼も(精神面の)波があってね、いろいろ報道されたことで、落ちたり上がったりという状況もあるので、落ちてるときに夫なんかは電話してますけど。『変なこと考えるなよ』と、自分が経験者だから言ってます」と明かした。  思わぬかたちで吉川氏が連絡を取れる状況にあることが明らかになり、永田町界隈では岸田首相や自民党の対応に疑問の声が上がっている。ベテラン政治ジャーナリストは言う。「金子夫妻が連絡を取れる状況にあるのなら、彼らをメッセンジャーにして吉川氏に対応を求めることもできるわけです。岸田総理の周辺や自民党執行部が言っている『連絡が取れないからどうしようもない』というのは言い訳に過ぎないことがはっきりしました。ボーナス支給でさらなる批判が国民から起きている以上、このまま幕引きに持っていこうとするのは難しいのではないか」
2022.07.01 11:00
NEWSポストセブン
SNSでも話題の「佐賀大学お嬢様部」に直撃
佐賀大学“お嬢様部”の活動実態を直撃取材!「お嬢様の定義をお教えしますわ」
 ネットで突如、「佐賀大学お嬢様部」という聞き慣れないフレーズが話題に。ツイッターでトレンド入りを果たしたが、「お嬢様部」とは一体? 注目を集めたきっかけは、6月4日深夜に佐賀大学付近で起きた暴走族と野次馬総勢500人ほどによる騒音騒ぎだった。被害は騒音だけにとどまらず、暴走族や野次馬が去ったあとの公道にはゴミが散乱する事態に。 それに対し「許せませんわ」と立ち上がったのが、アルバイト帰りに騒ぎを目にした「佐賀大学お嬢様部」の部長だった。 本誌・週刊ポストの記者がお嬢様部のツイッターアカウントを通じて連絡を取ると、部員であるお嬢様の一人が取材に応じた。当時の状況をこう説明する。「部長がSNSで呼びかけ、最初は部員3人でゴミ拾いを始めましたわ。後から部員2人が合流し、最終的には近隣住民の方や一般の学生を含め、10人ほどになりましたわ」 大学非公認サークルの「お嬢様部」は、お嬢様言葉を使った会話を楽しんだり、お茶会を開催したりと、それぞれが思い描く“お嬢様ライフ”を再現する部活だという。佐賀大学だけではなく全国の大学に存在するとの説明だ。佐賀大学のお嬢様部ではどんな活動をするのか。「メインの活動は不定期(週に1回ほど)の部長宅でのお茶会ですが、休日にはカフェでアフタヌーンティーを嗜むなど、校外活動を行なうこともございますわ。 部長と副部長のその場の思いつきで始める企画も、頻繁に実施しておりますわ。たとえば、ケバブを作ったり、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の食事を再現してお嬢様みんなで食べたり、夜の大学でソーラン節を踊ったり……先日はジャージハーフアップサングラス祭りと言って、その名のとおりジャージ姿にサングラスという服装で髪をハーフアップにして登校するイベントも開催しましたわ」(前出・お嬢様) もともと部員は10人ほどと慎ましやかに活動してきたお嬢様部だが、今回の活躍で入部希望者が増えているという。入部条件はあるのか。「お嬢様は心の有り様であり、生まれや性別、裕福さは関係なく、いつでも優雅に生きる心があればすでにお嬢様であると考えておりますわ」 お嬢様らしい(?)気品漂う回答であった。※週刊ポスト2022年7月8・15日号
2022.07.01 07:00
週刊ポスト
ご体調への不安が募る(写真/JMPA)
雅子さまと愛子さま、“ポツンと一軒家”の孤独感 閉ざされた御所での巣ごもり生活
「巣ごもり」が心と体に大きな負担となることを、この2年間で多くの人が実感した。鳥のさえずりと虫の音しか聞こえない“ポツンと一軒家”である「皇居・御所」に、天皇ご一家が引っ越されて9か月あまり。雅子さまと愛子さまにとって、その静寂すぎる環境での「巣ごもり」が招くのは、強い孤独感ではないか──。 行政機関の庁舎や大企業のオフィスがひしめき合い、平日はビジネスパーソンが行き交う東京・千代田区。高層ビルが建ち並ぶコンクリートジャングルのイメージが強いが、面積の1割以上は、皇居の緑豊かな自然が占めている。 皇居には、天皇ご一家のお住まいである御所や、各種行事が執り行われる宮殿、皇室ゆかりの美術品が収められている三の丸尚蔵館、宮内庁庁舎などがある。さまざまな植物が生い茂る広大な敷地の中に、建物が点在しているのだ。御所がある「吹上地区」は皇居のほぼ中心に位置する。多様な樹木が密生している森林であり、そこが大都会のど真ん中であることを忘れてしまいそうになる。「吹上地区の中でも、御所のあたりは周辺道路からも遠く、昼間も静寂に包まれています。森にはかわせみ、とんぼ、クワガタムシなど多数の生物が生息し、なかには希少種も存在します。時には、むささびやたぬきが出没することもあるほどで、自然が豊かなエリアです」(宮内庁関係者) 御所は、地上2階、地下1階建てで、1993年に完成した。天皇ご一家のプライベートスペースであるお住まいと、執務に使われる大広間などの公室、職員が事務作業を行う部屋からなっている。 昨年9月、天皇ご一家は長く親しまれた旧東宮御所(港区元赤坂)から、御所へと引っ越された。即位から約2年半、ようやくお住まいもふさわしいものになったわけだが、世間からあまりに隔絶された環境が雅子さまに暗い影を落としている──。 天皇皇后両陛下は6月20日「日本芸術院賞」の授賞式への臨席のため、日本芸術院会館(東京・台東区)に足を運ばれた。「雅子さまはクリーム色のセットアップに、同じ色のハットと靴を合わせられ、パールのアクセサリーをお召しになっていました。気温が30℃に迫る暑い日でしたが、300人ほどの人が集まり、両陛下は笑顔でお手振りをなさっていました」(皇室記者) 授賞式には笑顔で臨まれた一方、最近の雅子さまのご体調には心配が募るばかりだ。5月31日、雅子さまは皇居内にある「紅葉山御養蚕所」で、蚕に餌となる桑の葉を与える「御給桑」という作業を行われる予定だった。御養蚕は、歴代の皇后に受け継がれてきた重要なお務めだ。「ところが、雅子さまのご体調が整わず中止に。翌6月1日に、陛下と愛子さまが加わりご一家で御給桑は行われました」(前出・皇室記者) 6月8日には、繭をその年に初めて収穫する「初繭掻き」が予定されていたが、こちらも延期になった。理由は同様に、雅子さまのお加減によるものだった。「腰の違和感が原因だそうで、御養蚕の作業の延期は2度目。初繭掻きは3日後の11日に行われました。雅子さまは、繭を取り外しながら“わたあめみたい”と感想を述べられ、作業にあたった職員を“大変だったでしょう”と労われたそうです。初繭掻きの作業の後には、陛下と愛子さまも合流され、『毛羽取り』や『繭切り』の作業を一緒にされました。しかし、腰の調子は万全ではなかったといいます」(宮内庁関係者) 御給桑と初繭掻きの作業に挟まれた6月5日には、両陛下は「全国植樹祭」にオンラインで出席され、参加者と懇談などをされた。「発表段階では、雅子さまは『ご体調次第』でのお出まし予定でした。結果的に出席されましたが、顔色があまり優れず、表情が急に暗くなられたようにも見受けられました」(皇室ジャーナリスト)新型コロナの流行と重なった引っ越し 2004年に適応障害と診断されてから、雅子さまのご体調は快復の途上にある。「当時は、体調を理由に公務を欠席されることに批判も多く、そうした声がますます雅子さまを追い詰めていった部分もあるでしょう。療養に入られて以降は、公務から遠ざかる時期が長く続きました」(前出・皇室記者) それでも、御代がわりが迫ると、雅子さまのお心とご活動に大きな変化が見えた。「2018年、全国赤十字大会に15年ぶりに出席された雅子さまは、美智子さまから名誉総裁のバトンを受け継ぎました。赤十字の名誉総裁は代々、皇后が務めてきましたから、雅子さまのご就任は既定路線でした。それでも、ステージ上で、美智子さまが雅子さまの手を取られた“サプライズ”は雅子さまにとって、皇后としての決意と覚悟を固められる出来事であったに違いありません」(前出・皇室記者) また、2019年、天皇陛下の即位に伴うパレード「祝賀御列の儀」の際には、沿道に詰めかけ手を振る国民の姿を目にされ、感無量のご様子だった。「思うように公務ができないことに苦しまれていた雅子さまは、国民の祝福の様子を見て驚かれたそうです。そっと涙をぬぐわれる場面もありました」(前出・皇室記者) 時代は令和に変わり、皇后というお立場で順調に快復されようとしていた。その矢先に起きたのが、新型コロナウイルスの流行だった。「それまでは少なくないお出ましの機会を目標にしてご体調を整えていたので、波はありながらも、一定の調子を保てていました。しかし、コロナ禍で公務が急減したので、コンディションを保たれることが難しくなったといいます」(前出・宮内庁関係者) そんな状況下で行われたのが、御所への引っ越しだった。美智子さまも戸惑われた それまで天皇ご一家のお住まいがあった赤坂御用地は、南側が国道246号、西側が新国立競技場や神宮球場のある明治神宮外苑と接している。「周囲には平日・休日を問わず多くの人や車が行き交っています。時には球場の歓声や打ち上げ花火の音、赤坂消防署のサイレンが聞こえることもある。敷地内には宮内庁職員やその家族も住んでいます。赤坂御用地は、一般の人たちの生活音が入ってくる環境です」(前出・宮内庁関係者) 御用地内には、秋篠宮邸や三笠宮邸、高円宮邸もある。当然、それぞれの職員がいて、巡回する皇宮警察官も多い。ひとたび御用地内を出歩けば、「誰かと顔を合わせる」ことは日常茶飯事だ。一方、皇居の御所はというと、鬱蒼と生い茂る森の中にある“ポツンと一軒家”だ。「当然、敷地内にほかの皇族方のお住まいはありません。顔を合わせるのは数名の側近職員のみで、宮内庁庁舎で勤務する職員も、めったなことで『吹上地区』には近づけない。誰かに会いたくても、“会わない”し、“会えない”んです」(前出・皇室ジャーナリスト) 当初は、そうした環境の変化は、雅子さまの快復に一役買うものとみられていた。「雅子さまの適応障害の原因は、皇太子妃となられたことで、多くの人の視線が集まることになじまなかったからだと囁かれました。一方、静養などで訪れる那須御用邸の、自然豊かで静謐な雰囲気をいたく気に入られていたこともあった。療養中の一時期、生活リズムが少々乱れたことがありましたが、そのときにも、夜遅く静まりかえった赤坂御用地内を散策されていたことがありました」(前出・宮内庁関係者) ところが、初めのうちは雅子さまにとって理想にも思えた「静かすぎる環境」が、負担になってしまっていたのかもしれない。「生来、雅子さまはアクティブな性格でご友人も多く、外交官時代も多くの人とコミュニケーションを取りながらお仕事をされてきました。そんな雅子さまにとって、一時の“静かな環境”は必要だったのかもしれませんが、閉ざされた御所での生活が延々と続くことが、むしろマイナスになってしまっていると言えるのかもしれません。 事実、かつて美智子さまもその空気に戸惑いを覚えられたことがあり、あまりにも世間から隔絶されているため、御所での暮らしについて“季節がわからなくなる”と漏らされたことさえあったといいます。 誰にも会わず、ただ静かな環境に居続けることは、一般人にとっても耐え難いでしょう。まして、気軽に他人と接触することがかなわない皇后というお立場ならなおさらではないでしょうか」(別の皇室ジャーナリスト) 時折見かけるのは、見回りを行う皇宮警察官の姿だけ。しかし、それは雅子さまにとっての安心材料にはならないようだ。《皇族への「悪口」はびこる「皇宮警察」》『週刊新潮』(6月23日号)に、そんな見出しが躍った。記事によれば、皇宮警察の幹部職員が、初等科時代の愛子さまを「クソガキ」と呼んだり、三笠宮家の彬子さまと瑶子さまの容姿を揶揄する発言が、皇宮警察内で行われているという。極めつきは、紀子さまのことを「般若」に例えた悪口もあったという。「皇居内でそうした振る舞いが行われていたということは、当然のことながら皇族方にも伝わっているはずです。なにしろ、ある皇族の悪口を書いたメールをご本人に誤送信したケースもあったそうで……。御所の近くで顔を合わせる機会のある数少ない人の中に、そのような“悪口”を発する人物がいるのであれば、雅子さまは当然、不信感を抱かれるでしょう」(前出・皇室記者)標識もなにもない森の中を延々と進む 外界から隔絶した空間での暮らしを余儀なくされているのは、愛子さまも同様だ。2020年4月、コロナ禍真っ只中で学習院大学に入学された愛子さまは、以来大学には通われず、一貫してオンラインでの受講を続けられている。「いまは登校もできるようになっているのですが、愛子さまは、ご自身が感染して両陛下にご迷惑をおかけすることがあってはならないと、苦渋の選択をされたそうです」(前出・宮内庁関係者) 高校時代までのように、学び舎でお友達と言葉を交わす機会はない。それどころか、お住まいが御所という環境では、コロナ禍が過ぎ去ったとしても、私的にお友達を招き入れることも難しいだろう。「旧東宮御所は、すぐ近くに東宮御所正門(現・仙洞御所正門)があり、ご友人や客人をお招きするのも比較的容易でした。学習院初等科時代には、お祭りを模した縁日を催すなどして、ご友人を招かれています。しかし、御所となるとそうはいきません。標識もなにもない、森の中を延々と進まなければならない。気軽にご招待というわけにはいかないんです」(別の宮内庁関係者) 愛子さまもまた、雅子さま譲りの活発さをお持ちだという。それだけに、窮屈な思いを抱かれていることは充分考えられる。「世間から隔絶された『閉ざされた御所』での生活が長引けば、雅子さまにとっても、愛子さまにとっても不安が募るでしょう。これまで、雅子さまのご体調とシンクロするように、愛子さまの初等科時代の不規則登校や、中等科時代の長期欠席が表面化したことがあっただけに、また揃って“不調のトンネル”に入ってしまうことがなければいいのですが……」(前出・別の宮内庁関係者) そんな不安をよそに、今日も御所の周囲には、ただただ静謐な空気が流れている。※女性セブン2022年7月7・14日号
2022.07.01 07:00
女性セブン
1980年、田中派の総会で挨拶をする田中角栄(写真/共同通信社)
鉄の結束を誇った田中角栄軍団、「みんな田中ファン」指導力に心酔した議員や秘書たち
 1972年、田中角栄は佐藤派から81人の議員を引き連れて木曜クラブ、いわゆる「田中派」を結成した。大派閥をバックに直後の自民党総裁選に勝利し、総理大臣となった。あれから50年──。すっかり熱気の失せた参院選を前に、かつて政界最強を誇った田中軍団の輝きを振り返る。【全4回の第1回】 * * *「私は角栄の直系だ」「当時は派閥政治の全盛期。だから党本部になど行かず、派閥事務所にばかりいました。その中で『田中派』はまさに最強派閥で、お金のレベルも違った。総裁選の時にわれわれからこぼれる票はひとつもなかった」 田中角栄・元首相の側近中の側近で「田中軍団の青年将校」と称された石井一・元自治相(享年87)は、本誌・週刊ポストの取材にそう語っていた。6月4日に亡くなった石井氏が死の直前まで懐かしそうに振り返ったのは、最強派閥と呼ばれた田中派の「鉄の結束」だった。 最盛期には140人以上の議員を抱え、「数は力」の論理で政界を席巻した田中派。その力の源は、個々の持つ並外れた能力だった。 大蔵官僚として角栄政権を支えた藤井裕久・元財務相が語る。「田中派には林義郎さん、後藤田正晴さんなど政策に強い人が多く、中央官僚から一目置かれていました。また政策には強くないものの、国対で当時の最大野党の社会党と“寝技”を繰り広げた金丸信さんら政局通は国会運営で力を発揮しました。国会で法案を通すことは官僚の最優先課題であり、国会運営の観点からも官僚は田中派の面々を頼りにしていました」 角栄の秘書として政界入りした衆院議員の中村喜四郎・元建設相は、「適材適所の人事が田中派の強みだった」と振り返る。「厚生省は橋本龍太郎、郵政省は小渕恵三、大蔵省は竹下登など、田中派の有力者は省庁の要所を押さえていた。それ以外の議員は、『じゃあ自分は金丸さんと一緒に得意な建設をやろう』などと身の振り方を考え、役人や業界団体とのパイプを築いていった。さらに田中派は『他人のために汗をかけ』『他人の選挙に協力できないと失格』が合言葉で、田中さんや先輩の目が光っているから抜け駆けできない。自然と適材適所の人事が定まり、その中で皆が一生懸命に鍛錬して政治家としての力量を伸ばした」 鉄の結束を誇る田中軍団をまとめあげたのが、角栄の「人間力」だった。 中村氏は「みんな、田中さんが好きだから集まっていたんです」と語る。「軍団と言うと指揮命令系統に沿って上意下達で動くイメージですが、私が感じる田中軍団は、田中さんの指導力に心酔した人が集まった集団でした。自分が仕える国会議員よりも田中さんへの忠誠心が強く、『私は田中角栄の直系だ』と口にする秘書も多かった」 尋常小学校卒で総理に上り詰めた叩き上げ。そんな角栄の人柄を示すエピソードには事欠かない。「田中さんは派閥の人間とゴルフをする時、2人で回るんです。プレイ中に『あの省の次の事務次官は誰になるんだろうか』と情報を集めたり、社会問題についての意見を求めたりする。マンツーマンで付き合うことで田中さんとの関係が深まって、ますます彼に魅了される。それが田中軍団の原動力でした」(藤井氏) 金権体質が指摘される角栄には「札びらで頬を叩く」との批判もあった。だが中村氏は、「それでは人の気持ちはついてきません」と指摘する。「例えば盆暮れにお金を渡す時、ポーンと机の上に置かれたら誰でもムッとします。でも田中さんは、決して少ない額ではないのに、『本当に少なくて申し訳ない。わずかな分だけど』と最敬礼して相手に渡していた。これが効くんですよ。 選挙応援で地方に行けば、その地域の代議士の運転手にも『今日はありがとう』と心づけを渡し、料理屋では下足番や仲居にまで心づけを渡していた。人の下で働く下積みの心を理解するからこそ、みんなが田中ファンになる。これはお金ではなく気持ちの問題です」(第2回につづく)※週刊ポスト2022年7月8・15日号
2022.07.01 07:00
週刊ポスト
【動画】大河でバトルの鈴木京香と小池栄子 私生活では実は親友同士
【動画】大河でバトルの鈴木京香と小池栄子 私生活では実は親友同士
 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で壮絶なバトルを繰り広げた鈴木京香さんが演じる丹後局と小池栄子さん扮する政子。 2人は、私生活ではよく一緒に食事に行く親友だそうです。 ベテラン芸能ライターによると「小池さんにとって京香さんは、バラエティから女優に転身する上で強く影響を受けた憧れの存在だそうです。一方の京香さんは、一生懸命で真摯に役柄と向き合う小池さんを高く評価しています」とのこと。 2人の信頼関係があってこその迫力のバトルシーンだったようです。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.07.01 07:00
NEWSポストセブン
自律神経の安定を目指す「名句なぞり書き」とは(イメージ)
自律神経を安定させる新メソッド「名句なぞり書き」 認知症予防の効果も
 自律神経は私たちのあらゆる生命活動の根幹を支えている。自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部の小林弘幸教授によれば、「美しい日本語を1日1回なぞり書きするだけで自律神経のバランスが整う」という。小林教授が考案したメソッドで健康で楽しい毎日を手に入れよう。 * * * 自律神経とは、内臓の働きや血流、体温調節など全身の様々な機能を1日24時間休むことなくコントロールしている神経です。心身を活発な状態にする「交感神経」と、心身をリラックスさせる「副交感神経」の2つに大別され、この2つがバランスよく高いレベルで働いているのが理想的な状態です。 バランスが整っていると血流がよくなり、免疫力もアップして心身の状態が安定し、体調もよくなりますが、バランスが乱れると、不眠や倦怠感、うつ症状など様々な心身の不調を招きます。 自律神経を安定させるために考案した新メソッド「名句なぞり書き」は、手本の文字をなぞることにより自律神経を整える効果があります。優しい響きの日本語や季節感のある言葉をなぞることで呼び起こされる「懐かしさ」は、副交感神経の働きを活発にしてくれます。 1日1句だけでもよいので、姿勢よく、ゆっくりと丁寧に書くことが重要です。効果を高めるため、書く前に深呼吸を3回ほど繰り返す。一度に書く時間は長くても5~10分程度で、3句ほどなぞるペースがいいでしょう。夜寝る前に書けば、副交感神経が優位な状態に切り替わり、不眠の解消につながります。 使うのは鉛筆、筆ペン、万年筆、ボールペンなど好きなものでOKです。字の形や言葉の意味を考えながら意識して手を動かすと脳が刺激され、認知症予防にも効果が期待できます。【プロフィール】小林弘幸(こばやし・ひろゆき)/1960年生まれ。順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手やトップアスリート、文化人、アーティストなどのコンディショニング、パフォーマンス向上の指導にも携わる。順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した「腸のスペシャリスト」としても知られる。『自律神経を整える名句なぞり書き帳』ほか、著書多数。※週刊ポスト2022年7月8・15日号
2022.06.30 19:00
週刊ポスト
おでんリアクションの元祖は片岡鶴太郎
ダチョウ倶楽部や出川哲朗に受け継がれた“おでん芸” 元祖は片岡鶴太郎だった
 放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、おでんリアクションの元祖、片岡鶴太郎について綴る。 * * * 朝の連続ドラマ『ちむどんどん』にも出ているが、今やイメージとしてアーティストとかヨガをきわめる“ヨギー”としての方が有名な片岡鶴太郎。一人者にも馴れたようだし一体どんな暮しなのかきいてみようと思ってラジオのゲストに来てもらった。 今や誰も物真似を振らないらしいが、私の前だけでは昔のままの鶴太郎で何でもやってくれる。昼の12時からの出番だというのに「高田センセの前じゃ万全にと……逆算して昨晩10時に起きて7時間ヨガやって、朝ゴハンは葉っぱ食べてここへ来てんですから……もう眠くなっちゃった」。何かにとりつかれたかのように昔なつかし「マッチでーす」から「コ、コ、コモリのおばけちゃまよ」「チョーチュネ」(具志堅)ヒットフレーズの大連発に大爆笑。 終了後、番組にはメールがたくさん。「今やツルちゃんのものまねを聞けるのは“ビバリー昼ズ”(ニッポン放送)だけですネ」「たけしのオールナイトニッポンを思い出しました」。 初期の頃、たけしにも私にも弟子なんてものがいなかったから、いつもツルちゃんを連れて歩きタバコ買ってこいやらナンパしてこいやら。「タケちゃんマン」の中で私が茶の間のシーンを書き「たけし、子分のツルに小言、いじめる」と書いておいたら、美術さんが気をつかい「本番」の声で熱々のおでんをセットに入れた。 笑いのためなら命のひとつやふたつはいらない「笑いのS王」たけし。本番でいきなりおでんをツルの にピタッ。「アッチチ~~」。これだけでもとんでもないことなのに、“おタマ”をとっておでんの出汁をシャツの中にたらした。「アッチーーーッ」。ディレクターも私もこの地獄の光景に死ぬかと思うほど笑った。この日から「おでん」「リアクション」は鶴太郎からたけし軍団、ダチョウ倶楽部、そして出川哲朗へと正しく受け継がれ、東京の笑芸におけるひとつの「伝統芸」となった。 そのダチョウが上島の急死以来メディア初生登場というので私の番組に肥後と寺門が来た。たくさんの新聞、テレビで大きく話題になったのでご存じの方も多いだろう。「竜ちゃん死んだなぁ」「えー聞いてないよー」やら「棺におでん入れた」など明るく報告ができた。よかった。笑って送るのが一番なのだ。〈追記〉ここへ来て大衆芸能に関する新書がラッシュで充実の出版。『放送作家ほぼ全史』(太田省一・星海社新書)。私のことまでキッチリ書いてある。『ドリフターズとその時代』(笹山敬輔・文春新書)。『桑田佳祐論』(スージー鈴木・新潮新書)。みんな深く書き込みすぎ。イラスト/佐野文二郎※週刊ポスト2022年7月8・15日号
2022.06.30 19:00
週刊ポスト
選挙活動中に有権者に抱き付かれる女性候補者の様子を再現した動画[内閣府提供](時事通信フォト)
選挙活動で顕在化する「票ハラスメント」 政党や後援会の意向も要因に
 子供が通う学校や教師に対して不当な要求やクレームをする保護者のことをモンスターペアレント、ネットではおもに略してモンペという呼び名が定着し、非難される在り方として知られている。とはいえ、その存在は根強く悩まされる人は今も少なくない。それに続く存在になりそうなのが、選挙になると立候補者の近くに出現して、あり得ない言動をするモンスター有権者と呼びたくなるような人たちだ。ライターの森鷹久氏が、注目を集める「票ハラスメント」の実態についてレポートする。 * * * 参院選を直前に控え、テレビ新聞各社が選挙戦に関連するニュースを報じ始める中、6月23日、TBSは女性議員たちが悩む「票ハラスメント」問題について取り上げ、大きな反響があった。番組内では、東京都内の現役女性区議が経験したとおぞましい「票ハラ」の実態を紹介。有権者から、票が欲しいのなら「ほっぺにチューをして」と言われた、握手だと思ったら執拗に手を触りつづけられた、という生々しい証言が飛び出した。 その前日には、福岡県議会で「議員に対するハラスメント」を防ぐ条例案が可決。有権者が投票と引き換えに不快な言動を議員に行う「票ハラ」だけでなく、議員を目指す人や秘書、事務所スタッフら関係者に対するハラスメントの防止も含まれているという。「こうやって票ハラの実態が明るみになったことはよかった。今回の参院選では、女性候補の割合も過去最多。でも、一番重要な部分が語られていない。指摘もされていない」 こう話すのは、北部九州地区の現役市議・A子さん(40代)。A子さん自身も選挙時に、有権者の男性からハグを迫られたり手を執拗に握り締められたりした経験があると話すが、票ハラはそれだけではない。「地元の集会所などを回るのですが、行き先で地元の有権者たちが飲み会を開いているということもしばしば。有権者の男性に手酌をしてまわり、肩を抱かれ、キスされた経験もあります。まるでホステスのようですが、地元では『これが慣例だ』と、所属政党の支部長に言われてしまいました。有権者からも『サービスしろ、議員なら市民を喜ばせろ』と野次まで。悔しくて涙が出ましたが、我慢するしかなかった」(A子市議) いくら地方都市とはいえ、地域の「政党支部」公認するどころか、もっといえば政党が強要する「セクハラ」が展開されていたというのだから空いた口が塞がらない。「東北や関東にいる知人の女性市議も、同様の被害を受けたと、全国大会などの会合で私に打ち明けてくれたことがあります。みんな我慢しているのです」(A子市議) こういった被害は、なにも若い女性候補者だけが受けているものではない。中部地方の元女性町議・B美さん(50代)は、選挙時に有権者回りをしていたところ、所属政党の応援団長だという地元の有力者に、心無い言葉をぶつけられた。「飲み会の席で『当選の極意を教えてやる』と言われたのですが、それが酷い内容でした。ババアなんだから愛想良くニコニコしていれば良い、男には色目をつかいなさい、といったものでした。会場には女性もたくさんいましたが、その言葉を聞いたみんなが手を叩いて大笑い。のちに男性に直接クレームを入れたところ、事務所スタッフが飛んできて『失礼なことを言うな』と釘を刺されました。もう離党していますが、その政党は今も女性の活躍を、などと謳っている」(B美元町議) このように、票ハラとはいっても、立候補者へ票を直接、投じる可能性がある有権者が加害者とは限らないのだと、先出のA子市議は断言する。「所属政党やクラブが公認のハラスメントが行われている実態まで踏み込んでもらわないと、あまり意味がないと思うんです。女性議員や女性候補は、所属政党などのバックアップがあることを理由に声を上げられない。上げたら当選はまずあり得ない」(A子市議) つい先日には、演説中のある女性立候補者が、応援に駆け付けた同じ政党の男性候補者から体を何度も触れられている動画が、二人の所属政党のオフシャルYouTubeチャンネルから配信された。男性はセクハラを否定し、女性立候補者もまた被害を否定したが、動画を見た人からは、知名度もキャリアも上回る男性候補者が相手では、所属政党に遠慮して女性は何も言えないのではという指摘をされている。 国会議員の私設秘書を務めた経験のある都内の私大講師も、A氏の証言を補完するような体験談を吐露する。「特に国政選挙の女性立候補者などは、選挙コンサルがバックアップすることも珍しくありませんが、髪型から衣装の選定、化粧の方法まで細かく指摘してくる人がいます。当選のためのイメージアップは確かに必要だとしても、その指摘が明らかにセクハラな場合も少なくない」(私大講師) 例えば「男性ウケはよいが女性ウケを狙うために髪の色を変えろ」とか「露出を多くすれば写真映えして目立つからノースリーブを着用しろ」といったような、まさにセクハラに他ならない「指導」が存在するという。また、握手の際には有権者の手を握り締め、中腰になって男性有権者を見上げるように行えといったような、明らかに相手に媚びる対応を行うよう言われることもあったと話す。同じことを男性候補者が指南されているとは、とても思えない。 有権者がセクハラをしても問題ない、と感じる背景には、候補者をバックアップしている政党や関係者による意向が強く影響しているのかもしれない。
2022.06.30 16:00
NEWSポストセブン

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