芸能

愛人報道の文春砲も不発 紀香と愛之助は意外とお似合い?

紀香は根っからの”いい人”?

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、藤原紀香論を展開。

 * * *
『週刊文春』がまたゲス不倫を追いかけているらしい…というウワサは8月中旬頃から芸能マスコミを駆け巡っていた。

 しかも「歌舞伎役者」とまで断定されており、挙がった名前は「市川海老蔵」と「片岡愛之助」。

 だが、海老蔵の名前はすぐに消えた。ご存じのとおり、妻の小林麻央が闘病中であるため、各局の芸能デスクや芸能担当者からは「頼むから、こんなときに出てくれるな」「過去のことや、噂レベルの話であっても書いてくれるな」という声まで出ていたほどだ。

 一方、愛之助については「出たら面白い」「文春のことだから、出すとしたら披露宴直前?」と言われていた。この会話の裏には「紀香、どうすんの?」という藤原紀香の“反応”がセットになっており、含めて、面白がられていたように思う。

 愛之助と紀香が金屏風の前で結婚会見を行った直後も、愛之助の“隠し子の母”といわれる女性の近況や、愛之助サイドから「DNA鑑定」の要望があったことが『週刊文春』に報じられている。

 このときも、芸能関係者らの会話における“陰の主役”は藤原紀香であり、出産を望んでいる彼女が、隠し子の存在をスルーするハズがない。白黒はっきりつけたいのは愛之助ではなく紀香であり、「DNA鑑定を望んだのは彼女ではないか」という見方をする者までいたのである。

 果たして、「ゲス不倫」の「歌舞伎役者」は中村橋之助だった。自身が大名跡、中村芝翫を襲名するうえ、3人の息子たちも同時襲名をする「いちばん大事なとき」に京都の人気芸妓との不倫密会を報じられたのである。

 橋之助が釈明会見を行った日は、もともと同時襲名披露公演のチケットの売れ行きがイマイチだったと言われていた橋之助サイドがスポーツ紙の記者らを招いて懇親会を行うというスケジュールだった。

 そんなことから、スポーツ紙記者の中には「これって、パブ(=パブリシティ)?」と疑っている人までいたものだ。

 ゲス不倫ならぬパブ不倫とタイトルをつけた週刊誌もあったほどで、実際、橋之助ファミリーはマスコミに大きく取り上げられ、特に妻であり、3人の男児の母である三田寛子の株は急上昇。

 さらに、「昔から当たり前のようにある、歌舞伎役者と芸妓の付き合いを騒ぎ立てるほうがおかしい」というワイドショーの重鎮コメンテーター氏らの声にも助けられ、「中村橋之助ゲス不倫」の“文春砲”は不発に終わったのである。

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト