芸能

紅白初出場組分析 注目はキャリア23年演歌歌手・市川由紀乃

宇多田ヒカルも紅白初登場で生歌を披露

 いよいよ今月末に行われる紅白歌合戦。11月24日に発表された出場歌手46組を見て、驚いた人も多いのではないだろうか。既に“紅白卒業”を公言していた細川たかし(66才)に加え、和田アキ子(66才)、伍代夏子(54才)、藤あや子(55才)など、ベテラン歌手の名前がなかった。このラインナップについて、音楽評論家の富澤一誠さんが解説する。

「今年の紅白は若返りを図り、若者の視聴者にターゲットを向けています。しかし、初出場者の中には、女優デビュー40周年の大竹しのぶやデビュー20周年のPUFFY、再結成のTHE YELLOW MONKEYなど、新鮮味に欠ける顔ぶれも多いというのが正直な印象ですね(笑い)」

 紅白は本来、その年を代表するヒット曲を歌うステージ。しかし近年、誰もが知っているヒット曲が生まれにくくなったことで、サプライズ要素が強まっているのは事実。その中でも、富澤さんが注目する今年の初出場歌手を聞いた。

「auのCMソング『海の声』が大ヒットした桐谷健太や、社会現象となった映画『君の名は。』の音楽を手掛けたRADWIMPSの出場は、紅白の在り方としてふさわしい選出です。また、市川由紀乃は女性演歌歌手の初出場としては13年ぶりで、実力派として注目されています。“生歌唱”が決定している宇多田ヒカルもどんな演出で登場するのか、期待しています」

 出演者が変わっても、やっぱり私たちは年の瀬に紅白が気になってしまうのだ。それでは、初出場組の顔ぶれを見てみよう。

◆大竹しのぶ(59才)
 言わずと知れた名女優の出場には、「この世界に入って47年。私自身がいちばん驚いております」と本人もコメント。豊富なミュージカル経験を持ち、歌番組では中島みゆきのカバーも披露した大竹に、「圧倒的な表現力を見せてほしい」とNHKは太鼓判を押す。

◆宇多田ヒカル(33才)
 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌『花束を君に』で6年ぶりに活動を再開。今年9月には約8年ぶりとなるニューアルバム『Fantome』も発売した。ロンドンから中継での出演が噂されるが、待望の“生歌”にファンの期待が集まる。

◆欅坂46
 秋元康プロデュースによる平均年齢16.8才のアイドルグループで、乃木坂46の妹分。今年4月に発売したデビュー曲『サイレントマジョリティー』が発売1週間で26.1万枚を売り上げ、女性アーティストのデビューシングル初週売上歴代1位を記録した。デビューからわずか8か月。驚異のスピード出場!

◆RADWIMPS
 邦画歴代2位となる大ヒット映画『君の名は。』の主題歌『前前前世』をはじめ、劇中の音楽すべてを手がけた。メンバーは、野田洋次郎(31才)、武田祐介(31才)、山口智史(31才)の三人。俳優としても活躍しアカデミー賞新人賞も受賞している野田は、かつて女優・吉高由里子(28才)との熱愛も報じられた。

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト