昨年末は、ローラとの熱愛がファンの間で話題になったり、今年は、そのファンの海外ライブでのマナーに彼が苦言を呈したことがワイドショーで取り沙汰された。若者のカリスマがワイドショーの主役になるのももちろん、「森進一と森昌子の息子」だから。彼は、ジャニーズのNEWSが9人だった時代のメンバーの一人だが、その事実はいまほとんど語られず、「超人気のワンオクのTAKA」であり、その彼と「殴り合いをしたこともある」という森昌子の子育て法のほうが話題になっているのだ。つまり森昌子は、離婚はしたものの、息子をスーパースターに育て上げたカリスマママとして、ワイドショーや女性週刊誌で話題になっているのである。
そして桜田淳子は、「3年4か月ぶり」の復帰ステージのため、「二重アゴ」を解消するべく、ダイエットに励んでいることを女性週刊誌に報じられた。4月7日、東京・銀座の博品館劇場で行われる『スクリーン・ミュージックの宴』に彼女が立つことが発表されたのである。
前回、「約21年ぶりのステージ復帰」が話題になったのは、13年10月、同じ博品館劇場で行われたデビュー40周年公演だった。一部では、それをきっかけに芸能界への完全復帰を狙っているとも伝えられたが、話が静まり返るのも早かった。
これは彼女が06年、『アイスルジュンバン』という著書を集英社から上梓したときも同様だった。
同年代以上の視聴者や読者にとって忘れられないのは、彼女の『わたしの青い鳥』や『サンタモニカの風』という代表曲ではなく、「統一教会の広告塔」とメディアから批判されていたことだから。それこそ、当時のワイドショーは連日のようにそれを報じていたものだ。
あれから四半世紀が経ち、この3月、末娘の高校卒業を機に、子育てを卒業し、再びステージに立って映画の名シーンをバックに複数曲を歌う桜田淳子が励むダイエット…。
くしくも、山口百恵、森昌子の息子たちや、彼女たちの近況が“話題”になっているときと重なり、ワイドショーや女性週刊誌が、まとめて「花の中3トリオ」を話題にしているというワケだ。
実はワイドショーでは、河合奈保子、三田寛子に菊池桃子の子育てネタから、南野陽子、相田翔子らのなんてことない(!)日常ネタまで、毎分グラフが上がった実績もある。「花の中3トリオ」は、件の後輩アイドルよりは、ずっとビッグネーム。波瀾万丈ぶりも“先輩格”というワケで、さらに数字をもっているのだ。
桜田淳子が再びワイドショーや女性週刊誌のカメラに追いかけられるであろう4月7日前後は、また「花の中3トリオ」のネタでF2層(35~49歳の女性)の後半からF3層(50歳以上の女性)らが沸くことは間違いなさそうだ。