「オスカー」「大河ドラマ」と言えば、武井咲は12年の『平清盛』に、剛力彩芽は13年の『八重の桜』に。そして上戸彩は05年の『義経』、米倉涼子は03年『武蔵MUSASHI』が思い出される。つまり、「大河ドラマに育てていただく」のは同プロダクションの通例と言えよう。
14日、ラストに登場した「信濃から来た謎の少女」=「高瀬」が高橋ひかるの役。21日は、この高瀬がメインとなる回で、三浦春馬演じる井伊直弼の「隠し子」だと主張する謎の美少女が井伊家に大きな波紋を投げかける…というものだ。
その番宣のため、各社のインタビューを受けていた高橋。現場マネジャーに聞くと、「とにかく明るくて、ずっと喋っている元気な女の子」だという。滋賀県出身の“関西人”ゆえ、『吉本新喜劇』を見て育ち、「好きな新喜劇俳優は辻本茂雄さん」と渋好み。
さらに、先輩の米倉、剛力のようにダンスが得意で、K-POPは“オタク級”にくわしいそう。「特に『防弾少年団』は完コピして、見せてくれます」(マネジャー)と、イマドキの15才らしい素顔である。
だが、仕事場では「ホントに15才?」と驚かれることが多いという高橋ひかる。礼儀や言葉遣いがキチンとしていて、どこから見てもしっかりしているので「OL2年目というカンジ」(現場スタッフ)というから、何やら頼もしい。
キャラクターもあるし、新喜劇ズキだし、ラジオでのトークや『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)を始めとする番組をチェックする限り「バラエティーもイケること間違いナシ」と“バラエティー専門放送作家”の私は色々企んでしまうが、オスカープロモーションとしては、絶対に「女優」として何が何でも売り出していくのだろう。
まぁ、バラエティーでは藤田ニコルや岡田結実が居るし、「出川哲朗の横もスクリーンの中央もやれる」河北麻友子もいるのがオスカーの強み。
「グランプリより審査員特別賞が売れてしまう」という『全日本国民的美少女コンテスト』のジンクスもそろそろ打ち破りたいだろうし、「チオビタ・ドリンク」や「代ゼミ」「ノーリツ」のCMなどで既に顔を売っている高橋ひかるが女優として出ていく準備は既に整っている。
永野芽郁、浜辺美波と共に「ミレニアル世代の女優」として注目される高橋ひかるの今後に、おおいに期待したい。