そして“グラビア”仕事である。いま、「田中みな実」と検索するとトップに出てくるのは『UOMO』。男性向けファッション誌で、あの篠山紀信氏が撮影したセクシーなグラビアの評判がものすごいのである。
『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に出演した際、田中みな実本人が撮影秘話を披露し、篠山氏の提案により、ブラの肩紐からニップレスまでをも外すことになったと明かしている。
彼女が周囲にノセられて、どんどんサービスしていく様子は、古くは『サンデージャポン』で、最近では『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の「本音でハシゴ酒」などでもよくわかる。
女性を脱がせたり、最高に美しい瞬間を導き出す巨匠・篠山紀信氏に促されて、彼女がその気になっていったのはよくわかるのだけれど、たぶん、インパクトもあり好感ももたれたのは昨年9月に発売された『アンアン』の“肘ブラ”写真だったのではないか。つまり、女性向けの“サービス”である。
実は田中みな実は、美容雑誌『MAQUIA』6月号でも「憧れパーツを持つ美女たちのマル美ボディメイク術」特集の巻頭を飾っている。このときは、胸ではなくヒップ担当だったようだが、紅蘭や朝比奈彩を抑えて巻頭に。「週2のジム通いで広がっていたお尻がキュッ」「プロの手に頼って埋もれた肩甲骨がきれいに浮き出てきた」「絞りたいときは、お刺身と果物を中心に食べる」というストイックなライフスタイルを披露。女性読者からの反応は良く、同誌のサイトでも彼女の記事は人気を誇っている。
やはり彼女が目指すのは、こちらではないのか。というのも、「フリー」で「グラビア」の先輩であり、年齢もずいぶん上の元日本テレビ・脊山麻理子のように男性誌や写真誌で大胆な姿を披露していると、「どこへ行く?」感が強まるが、女性誌での田中みな実には、それがない。さらに、ターゲットを男性に絞って成功している(というか、女性向けでいくのには無理があった)加藤綾子と比較しても、いまの田中みな実は、抱える“闇”を含め、女性に支持されそうな要素の“宝庫”だからだ。
掘ればまだまだネタが出てきそうな田中みな実には、アナウンサーならではの“仕切り病”を早く治してもらって、ゲストとして天真爛漫に振る舞ってほしい。そうしたら、もっともっと“お茶の間”の人気を得られるように思うのだが…。
改めて、彼女の“お客”は女性視聴者だし、狙うべきは、そっちなのでは?と思えてならない。密かに期待しているところだ。