かつての阿部や内海の役割を担うのが坂本と菅野智之(29)だ。
「『サカチョー組』も長野が広島に移籍したことで、坂本が“最大派閥”のトップに立った。
今年は吉川大幾(26)や北村拓己(23)と沖縄で自主トレをしている。坂本は“期待されて巨人に入ってきているので、技術も大事ですけど、考え方や心の持ちようも教えたい”とチームリーダーとしての意気込みを見せていた」(別のスポーツ紙記者)
一方の菅野も、毎年、何百万円もの費用を負担して後輩の自主トレにつきあっている。
「負担は大きいが、連続して優勝を逃している責任をエースとして感じているからか、指導に熱も入ります。
ただ、昨年の同行メンバーだった畠世周(24)は自主トレ直後のキャンプで故障し、一軍復帰は9月だった。桜井俊貴(25)は一軍登板なし。もともと、菅野は群れるのを嫌うタイプです。それでも沢村賞投手と自主トレをしたいという声に応えて懸命に後輩の面倒を見ているのに、『チーム菅野』から活躍する若手投手が出てこない」(同前)
※週刊ポスト2019年2月1日号