芸能

『めざましテレビ』軽部真一アナ 実力と存在意義を徹底検証

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、フジの軽部真一アナのスタンスを“業界目線”で徹底的に分析。

 * * *
「フジテレビにとって久々の明るいニュース」と、『ワイドナショー』の松本人志を始め、同局にレギュラーをもつタレントやアナウンサーらが番組で喜んで取り上げたニュース。それは、榎並大二郎アナが「タイVJ(ビジット・ジャパン)」なる観光特使に任命されたことである。

 観光庁が、“しばり”の多い局アナを特使に任命するのは著しく稀なこと。榎並アナのタイでの人気がよほど国民的なものなのだろう。

 加藤綾子アナ、椿原慶子アナと同期で、彼女たちの“おもちゃ”であり“パシリ”的存在の榎並アナは、「ホントにイイ人なんです」(加藤アナ談)とのこと。ガタイも良ければ、万人ウケするイケメンでもあるし、タレントにいじられると小声になるという、ツッコみ甲斐ある特徴をもっている。

 最近、同局の男子アナは、人気者だったり、注目を集めた人たちがスキャンダルを起こしたり、早々に結婚してしまったりしている。榎並アナにはもう少し独身を貫いていただき、人気男子アナとして、大きな番組を担当してもらいたいものである。

 同局の男子アナで安定した人気を誇っているのが『めざましテレビ』の軽部真一アナだ。

『オリスタ』調べによる「好きな男子アナランキング」では、常に上位。2010年には、なんと2位にまで登り詰めている。

 もっとも同誌は若い読者に多く読まれているので、彼らが好んで見ている『めざましテレビ』のエンタメコーナーを担当している、というだけで若者にとっての知名度はダントツ。「好き」ということではなくて、「知名度の高さ」だけで選ばれている…と言ったら言い過ぎだろうか(苦笑)。

 1994年4月。当時、朝の超人気番組だった『ズームイン!朝』(日本テレビ系)に対抗すべくスタートしたのが『めざましテレビ』。NHKの人気アナだった大塚範一氏をメインに、脇には男性にも女性にも好感度抜群だった八木亜希子アナが座った。

 そのときから同番組のレギュラーなのが軽部アナである。いまから21年も前のことなので、軽部アナはまだ30代目前。おじさまながらギャルっぽいココロをもつ大塚さんの邪魔をしないキャラとして、帯のワイドショーのリポーター経験などがあった軽部アナが選ばれたのだろう。

 2011年.その大塚さんが病に倒れ、2012年4月、レギュラー陣が一新された。「アミーゴ伊藤」として視聴者に親しまれた伊藤利尋アナは他の帯番組との掛け持ちが限界となり卒業。女子アナやお天気キャスターもチェンジされ、メインは軽部アナと同期の三宅正治アナが担当することとなった。

 この時点で、番組開始からのレギュラーは軽部アナのみになり、その後も彼はエンタメコーナーをずっと担当している。

関連記事

トピックス

初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
「ウチも性格上ぱぁ~っと言いたいタイプ」俳優・新井浩文が激ヤセ乗り越えて“1日限定”の舞台復帰を選んだ背景
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン