で、軽部アナ。『HERO』初日のキャスト呼び込みで、吉田羊を「吉田礼さん!」と紹介した。羊さん、ガッカリしただろうし、落胆もしたと思う。自分を全国区にしてくれた『HERO』を「宝物です」と言っていた彼女は、確かにメインキャストの中では正名僕蔵と1、2を争うほど知名度が低い。「あぁ、私はまだ名前を間違えられてしまう女優なのだ」と思ったりはしなかっただろうか。ファンの私は現場で本当に悲しくなった。

 そして軽部アナは、あろうことか、キャストが登壇し終えたときにも、「吉田礼さん、羊さん」とまた間違えたのである。このときはさすがに気づき、すぐに自分で訂正。さらに、会見のときも、“ウラまわし”というよりは、“サブ司会”、いや、“メイン司会”として立ち回っていた八嶋智人が、「軽部さんは、羊ちゃんの大ファンだからね」(だから緊張して間違えてしまった)と大フォロー。

 吉田羊も、その夜、「ども! 吉田礼です」というタイトルでブログをアップし、笑いにもっていってくれていた。

 翌週の月曜、その模様を嬉しそうに話す軽部アナ。いやいや、羊さんのブログのタイトル、喜んで紹介してる場合じゃないでしょ、ちゃんと謝らないと! あと、しっかり編集されちゃっていましたが、呼び込みのときも「私、間違えてしまいました」と自己申告しないと!!

 彼が羊さんファンであることはどうも本当らしく、封切り前、三宅アナ、加藤アナと軽部アナが城西支部の面々と日替わりコントをするコーナーがあった。軽部アナはどうしても羊さんと僕蔵さんのコンビと組みたいと言い、直前に、代わってもらった…と紹介された。

 だが、ももクロファンで、ペンライト持参で後輩アナを引き連れてカラオケに行った三宅アナや、件の榎並アナと深夜、ラーメンを食べに行く約束をしておきながら、椿原アナの家で寝てしまった加藤アナに比べ、キャラもなければ、演技力もなく、しかも、エピソードが薄かった軽部アナ。羊さんと僕蔵さんは、結果、“もらい事故”のようなことになっていた。

 そう、軽部アナがボケても、視聴者はクスリとも笑えないのである。

 長年、エンタメだけをやっているせいで、「軽部さん」「軽部さん」とタレントや視聴者から親しまれているような大きな勘違いを本人もスタッフもしてしまってはいないだろうか。

 先日の『FNSうたの夏まつり』でも、『水曜歌謡祭』の森高千里とアンジャッシュの渡部建と共に浴衣姿でMC位置に並んだ軽部アナ。まだ司会進行に慣れていない森高と渡部が、『水曜~』よりもさらに大きな仕事を任されるとあって、軽部アナは二人を支えるために起用されたのであろう。

 しかし、冒頭から「FNS夏のうたまつり」とタイトルを間違える軽部アナ。しかも、視聴者にもその緊張ぶりが伝わってくる始末なのである。

 あまりにも緊張している人のそばにいると、そう緊張していない人たちの調子までおかしなことになるものだ。森高と渡部にも軽部アナの緊張が伝染してしまったのか、全くイイところがなく、たとえば森高は、Kis-My-Ft2の『Kiss魂』を「キスだましい」と紹介。正しくは、「キッスだましい」だ。そういうところを言い直すのが軽部アナの役割ではなかったのだろうか。

『めざましテレビ』では、同期の三宅アナと共に、「みやかるさんぽ」なる、“おじさん二人のロケ”コーナーまでスタートしてしまったのだが、誰が喜んで見ているのだろう?

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