芸能

『スッキリ』でわかった水卜アナの“アナウンサー力”

水卜アナが朝も底力を発揮(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、日テレの朝の顔にシフトした水卜アナのポテンシャルに注目。

 * * *
「好きな女性アナウンサーランキング」4連覇中で、今年、殿堂入りを控えるのが日本テレビの「水卜ちゃん」こと水卜麻美アナウンサーだ。

 その水卜アナが10月2日から、同局8時からの『スッキリ』のMC陣に加わって一週間が過ぎた。まだ視聴率に大きな変化はないが、菊川怜が卒業した『とくダネ!』(フジテレビ系)のスタジオがややバタついていることもあり、今後、いい勝負が繰り広げられるのではないだろうか。

 実は、同時間帯の民放ワイドショー視聴率は、1位が『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)、2位が『とくダネ!』(フジテレビ系)で、『スッキリ』は3位が定位置となって久しい。

 加藤浩次にハリセンボンの近藤春菜を加えた時点で、日テレの狙いはF3(50才以上の女性)からF2(35〜49才の女性)やF1(20〜34才の女性)にシフトしたワケで、将来のことを考えれば、それは正しい選択だった。

 が、人口ピラミッドで圧倒的に数が多いのはF3というのは厳然たる事実。因って「世帯視聴率」は、一日を通じて圧倒的にF3層に強いテレビ朝日へと流れて行ったのである。

 水卜アナの前任の岩本乃蒼アナも決して悪くはなかった。爽やかで朝にピッタリのルックスの岩本アナは、学生時代、アミューズに所属し、『non-no』の専属モデルをしたり、『ZIP!』に出演したりしていた、日テレには珍しい“タレント”タイプの女子アナだ。

 今夏は『24時間テレビ』でチャリティーランナーのブルゾンちえみに併走し、知名度も好感度も上昇させたというが、実力や人気で言ったら、水卜アナにはまだまだ敵わない。しかも、加藤、近藤、岩本アナの3ショットは、なんとも軽く、そして若過ぎたものである。

 そんなことから、満を持しての水卜アナ登板となったのだが、内外から心配の声がゼロだったワケではないらしい。

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン