国内

皇太子さまご成婚、Jリーグ開幕、高校教師 平成5年を回顧

『Jリーグ』は新語・流行語の年間大賞に(共同通信社)

 そろそろ幕を閉じようとしている「平成」。いったい「平成」の時代には何があったのだろうか。平成5年の出来事を振り返る。

 新年早々の6日、皇太子さまと雅子さまのご結婚の内定発表。6月のご成婚パレードでは、沿道に集まった約19万2000人の観衆に燕尾服の皇太子さまと、ローブ・デコルテ姿の雅子さまがにっこりと微笑んで手を振られた。

 東京・石神井川で弓矢の刺さったカモが泳いでいると大騒動。心配された矢ガモは7kmほど離れた上野の不忍池で保護。治療を受け、10日後には元気いっぱい大空へ。動物といえばこの年、愛犬家ら4人が殺害される事件が発生(埼玉愛犬家連続殺人事件)。元犬猫繁殖業の関根元・死刑囚は多臓器不全で昨年獄死。

 5月、日本プロサッカーリーグ『Jリーグ』の開幕で、サッカー人気が大爆発。三浦知良などスター選手を輩出。『Jリーグ』は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれ、新語部門金賞は「サポーター」。サポーター代表として8月にカズと結婚した三浦りさ子(当時は設楽)が受賞した。

 そんな三浦夫妻の披露宴の司会を務めたのが、国民的人気司会者として活躍していた逸見政孝。自らがんであることを公表したのは9月。集まった報道陣約100人からは激励の声が飛んだが、12月25日に永眠(享年48)。

 多くの人の涙を誘った会見の一方で、前代未聞の会見を開いたのは川崎麻世。斉藤由貴との不倫発覚で開かれた釈明会見だったが、マスコミが注目したのは川崎を仁王立ちで睨みつけるカイヤの恐妻ぶり。これが幸いしてか、それぞれ独自のキャラを確立し、バラエティー番組でも活躍し始める。ちなみに、斉藤は昨年、3度目の不倫報道で話題再燃。

 オリコン年間アルバムチャート1位はZARDの『揺れる想い』。教師(真田広之)と生徒(桜井幸子)の禁断の愛を描いたドラマ『高校教師』(TBS系)の主題歌『ぼくたちの失敗』もリバイバルヒット。

【平成五年の主な出来事】
1月8日 ドラマ『高校教師』がスタート
1月13日 山形県で中1男子が体育用マットです巻きにされて窒息死
1月15日 釧路沖地震発生
2月12日 東京・上野で矢ガモを保護
3月6日 金丸信前自民党副総裁が脱税容疑で逮捕(佐川急便事件)
5月15日 サッカー『Jリーグ』開幕
6月9日 皇太子徳仁親王が雅子さまとご成婚
7月15日 川崎麻世が斉藤由貴との不倫釈明会見
9月6日 逸見政孝アナが闘病会見
10月28日 サッカー日本代表がW杯初出場を逃す(ドーハの悲劇)
12月16日 政治家・田中角栄が死去(享年75)

※女性セブン2018年9月27日号

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト