その軽部アナが、ジャニーズWESTの小瀧望クン初主演舞台『MORSE-モールス-』の制作発表会見を仕切ったのだけれど、これが本当に下手だった。
構成も異様で、まずは軽部アナが延々とストーリーを説明。あまりの長さに「早く、のんちゃん(小瀧クンのニックネーム)、出して!」と女性記者が文句たらたらだった。
幸いにも、演出担当の深作健太氏がひじょうに楽しいトークをする方だったのと、脚本家の瀬戸山美咲氏も、口数は多くないが力強くてセンスにあふれるコメントをしてくれる方だったので、軽部アナはかなり助けられたハズ。
が、ジャニーズWESTのメンバーと一緒のときのようにボケるワケにもいかないし、舞台初出演ということで、あんまりふざけたことも言えないだろうと“空気を読んだ”小瀧クンに加え、2014年にデビューしたばかりの女優、水上京香チャンは、当然のことながら、気の利いたコメントはさっぱり言えない。
そこをつないだり、フォローしたりするのが軽部アナの役割だと思うのだけれど、彼は質疑応答の際、質問者が指名した人をすっ飛ばして会を締めようとし、「○○さんの答えが終わってない!」と某局の男性スタッフから“ご注意”される始末…。
これに機嫌を悪くしたのか、フォトセッションの仕切りを放棄した(ように見えた)軽部アナ。マイクをたてたMC台にもたれかかり、憮然とした表情で黙ってしまったのである。
だったら控室にハケればいいようなものを軽部アナはその後ずっと身体を斜めにし、台にもたれながら、居続けたのである。誰だ、この男をエンタメ担当にしているのは!!
同じ“めざましアナウンサー”で言うと、Hey!Say!JUMPの山田涼介クン主演の映画『暗殺教室』の大ヒット御礼イベントを仕切った立本信吾アナもなかなかひどかった。「こういうのは初めてで」と正直に申告したのはいいが、年下なのに立本アナよりキャリアがあるせいで、落ち着き払い、「慣れているので緊張していない」と言い切った山田クンに対し、用意してきたことのすべてが空回り。気の毒な結果だった。
『みんなのえいが』(TBS系)という番組のMCで、「番組始まって以来初」と試写会を仕切った同局の杉山真也アナは先輩風を吹かせたものの、やはり緊張気味で、逆に後輩の佐藤渚アナが堂々と、しっかり仕切っていたのが目立った。
前置きが異常に長くなってしまったが、カトパンこと加藤綾子アナである。薄いグレーのワンピース姿で登場した加藤アナは、さすがに華があり、会場を埋め尽くした女性客から歓声と大拍手が起こった。