芸能

大舞台になればなるほど実力を発揮するカトパンの仕切り力

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、恐るべきカトパンの仕切り力について詳細レポート。

 * * *
 フジテレビの加藤綾子アナウンサーの仕切りを生で拝める機会に恵まれた。

 SMAPの香取慎吾クン主演の映画『ギャラクシー街道』の完成披露試写会(東京ドームシティホール)である。

 完成披露試写会や映画初日の舞台挨拶は、その映画に出資しているテレビ局のアナウンサーか、以前も書かせていただいた“映画コメンテーター”という肩書きを勝ち取ったフリーアナウンサー(もどき? 失礼)がつとめる。

 この映画コメンテーターの多くは、どういうワケかキャストや監督らに異様に馴れ馴れしく、記者や集まったファンにやや不評だ。

 逆に、テレビに出ているときより観客らにありがたがられるのが局アナ。思えば、局アナを生で見る機会というのは、一般の方にとって、それほど多くないのかもしれない。

 で、局アナによる仕切りについてなのだが、映画館やホールなどで多くの人を前にしたときと番組出演しているときとでは、その実力に大きな差がある場合が多いのである。

 これまで私が見てきたなかで、それが比例していたのはTBSの安住紳一郎アナだけと言っても過言ではない。もっとも彼の場合、出てきたときや、仕切り途中での笑いのとり方などが登壇している演者たちを超えてしまうことが多々あって、それはそれで、やや問題であるような気がする。

 その逆で、あの吉川美代子サンが実力をかっているTBSの江藤愛アナがドラマ『新参者』の初回試写を仕切った際は、新人のときだったとは言え、キャストから誤りを何度も訂正されるようなとっちらかり方だった。

 そして、以前、“軽部問題”と書かせていただいたフジテレビの軽部真一アナである。彼の場合、あれほどのベテランなのに番組の仕切りがマズかったり、多くの人を前にするとアガってしまうという欠点があるのだが、試写会や発表会の仕切りではさらに悪くなる。

 以前、当コラムで映画『HERO』の初日舞台挨拶で吉田羊サンのことを2度にわたって「吉田礼サン!」(役名の馬場礼子とゴッチャになってしまった)と紹介したことを書いた。

関連記事

トピックス

世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
「毎朝起きると服が血まみれに…」身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかな(25)が明かした“アトピーの苦悩”、「両親は可哀想と写真を残していない」オシャレを諦めた過去
NEWSポストセブン
人気シンガーソングライターの優里(優里の公式HPより)
《音にクレームが》歌手・優里に“ご近所トラブル”「リフォーム後に騒音が…」本人が直撃に語った真相「音を気にかけてはいるんですけど」
NEWSポストセブン
キャンパスライフをスタートされた悠仁さま
《5000字超えの意見書が…》悠仁さまが通う筑波大で警備強化、出入り口封鎖も 一般学生からは「厳しすぎて不便」との声
週刊ポスト
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
エライザちゃんと両親。Facebookには「どうか、みんな、ベイビーを強く抱きしめ、側から離れないでくれ。この悲しみは耐えられない」と綴っている(SNSより)
「この悲しみは耐えられない」生後7か月の赤ちゃんを愛犬・ピットブルが咬殺 議論を呼ぶ“スイッチが入ると相手が死ぬまで離さない”危険性【米国で悲劇、国内の規制は?】
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン