袖まくりがセクシー
「新井が強制性交の容疑で逮捕された際、ムロはツイッターに『この時に、呟かないような関係ではないんです』『こっから、また、応援しよう』と書き込み、批判が寄せられました。ただ、その直前には『理想の上司ランキング』(明治安田生命)で2位に選ばれており、“大事”には至りませんでした」(同上)
なぜこれだけムロは愛されるのか? ベテラン芸能記者の石田春男氏はこう分析する。
「ムロの人気の理由の1つは、いかにも好感度が上がりそうな役柄が多いことでしょう。昨年放送された『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)は、病に侵された戸田恵梨香を温かく見守る役でしたし、それ以外の作品でも、周囲にイジられたり、哀愁が漂うような3枚目の役柄が彼の定位置です。そういった役を演じると、女性ファンのみならず男性ファンも生まれるのが俳優としての大きな強みでしょう。最近だと佐藤二朗がその典型です。
ただ、より大きな理由として、近年のドラマ界の“キャストありき”のやり方への視聴者の反発心があると思います。どのドラマを見ても、同じようなイケメン俳優と美人女優が主演の作品ばかりの状況に、ドラマファンはウンザリしています。また、イケメン&美人コンビの場合、ルックスが良ければよいほど、リアリティーが薄れるというデメリットもあります。
それを解消するのにピッタリなのが、コミカルな演技ができる俳優を起用することです。そういった俳優を起用することで、作品にリアリティーが出てきますし、女優を引き立たせるというメリットもあります。ちなみに、そういう意味では大泉洋もムロと同じようなポジションだと言えるでしょう」(石田氏)
7月から新たな主演ドラマ『Iターン』(テレビ東京系)がスタートしたムロ。業界関係者はもちろん、男性ファン、女性ファンにも愛される彼の快進撃はしばらく続きそうだ。
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