芸能

フジテレビ 起死回生のカギは男子アナウンサーズにあり?

フジテレビは男子アナがカギ?(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、フジテレビの男子アナに注目。

 * * *
 久しぶりにフジテレビらしい、お腹の底から笑える番組を見た気がする。6月23日オンエアの『さんまのお笑い向上委員会』だ。

 レギュラーであるネプチューンの“ホリケン”こと堀内健の発案で3週にわたってオンエアされることとなったのは、同局の山崎夕貴アナと、同番組の“モニター横芸人”でもおなじみだった、おばたのお兄さんの結婚式企画。

 山崎アナといえば、直近の「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)において、フリーを除いてフジテレビトップの「第9位」。一方、おばたのお兄さんは、『日経エンタテインメント!』調べの「この一年で消えると思う芸能人」の「第9位」という“奇跡”が既に起きている。

 女子アナといえば、メジャーリーガーやヒット曲を出しまくる人気ミュージシャン、冠番組を複数もつような人気お笑い芸人と結婚するのが当たり前と指摘する同番組。なのに、「史上初の格差婚」となった山崎&おばたが「大丈夫?」ということに加え、交際発覚直後に浮気が発覚したおばたを本当に信じていいのか?というのが第一週の内容だった。

 上手(かみて)には件のホリケンや今田耕司、中川家ら、レギュラー陣がタキシードなどの正装で並び、下手(しもて)のゲスト席には、山崎アナの先輩や後輩のアナウンサーが勢揃いした。

 まず女子アナは、松村未央、永島優美、久慈暁子、新美有加アナ。男子アナは三宅正治、笠井信輔、伊藤利尋、立木信吾、倉田大誠、佐野瑞樹、木下康太郎、渡辺和洋アナ(順不同)と、華やかな面々が揃った。現在、“報道”を担当している倉田アナや松村アナをこの場に呼んでしまうのがフジテレビたる所以である(苦笑)。

 さらに、明石家さんまが残念そうな顔をしながら放った「生田アナ、休みやねん」の一言に、イヤイヤイヤ…というように顔の前で手のひらを横に振り、「生田を出すのは無理」という顔をする伊藤アナら。それでも「君らより、生田くんに会いたかったんや」と続けるさんまに、フジテレビ男子アナウンサーズはまた同じリアクションをとるのである。

 収録は、生田アナよりもさらに“離婚ホヤホヤ”の谷岡慎一アナのニュースには間に合わなかったと思われる。

 が、その谷岡アナも同局の夏のイベントの記者発表会見で、「カメラが怖い」と自虐コメントをして、キッチリ笑いをとったことがネットニュースになっていた。プライベートでタイヘンなことが続いてしまっているが、フジテレビ男子アナ、なんだか逞しい。

 また、同番組アシスタントの久代萌美アナが先輩勢に成長をアピールするという場面でも、明石家さんまに促され、全く顔色を変えず「淫郎新婦の入場です」アナウンスしたときも、男子アナの大半は立ち上がり、ひな壇からズッコケる…という芸人並みのリアクションをした。フジテレビのアナウンサーは、これでなくちゃ…と思ったのは私だけだろうか。

関連記事

トピックス

維新はどう対応するのか(左から藤田文武・日本維新の会共同代表、吉村洋文・大阪府知事/時事通信フォト)
《政治責任の行方は》維新の遠藤敬・首相補佐官に秘書給与800万円還流疑惑 遠藤事務所は「適正に対応している」とするも維新は「自発的でないなら問題と言える」の見解
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
《自維連立のキーマンに重大疑惑》維新国対委員長の遠藤敬・首相補佐官に秘書給与800万円還流疑惑 元秘書の証言「振り込まれた給料の中から寄付する形だった」「いま考えるとどこかおかしい」
週刊ポスト
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
《高市首相の”台湾有事発言”で続く緊張》中国なしでも日本はやっていける? 元家電メーカー技術者「中国製なしなんて無理」「そもそも日本人が日本製を追いつめた」
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《バリ島でへそ出しトップスで若者と密着》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)が現地警察に拘束されていた【海外メディアが一斉に報じる】
NEWSポストセブン
大谷が語った「遠征に行きたくない」の真意とは
《真美子さんとのリラックス空間》大谷翔平が「遠征に行きたくない」と語る“自宅の心地よさ”…外食はほとんどせず、自宅で節目に味わっていた「和の味覚」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 維新の首相補佐官に「秘書給与ピンハネ」疑惑ほか
「週刊ポスト」本日発売! 維新の首相補佐官に「秘書給与ピンハネ」疑惑ほか
NEWSポストセブン