朝ドラ女優の活躍について追った吉田潮氏のメモ
また、 幅広い年齢層から人気が高いということは、それだけ親しみやすさもあるということ。現在の日本中央競馬会(JRA)のCMは、土屋太鳳、葵わかな、高畑充希が出演し、男性陣も松坂桃李(『わろてんか』)、中川大志(『おひさま』『なつぞら』)、柳楽優弥(『まれ』)という朝ドラ出演者デカ盛りマシマシ状態である。彼ら彼女たちが出演することによって、公営ギャンブルに親しみやすさをもたらしていることだろう。今後、少子高齢化が進み、幅広い層をターゲットとした商品が増えたとき、朝ドラ女優のCM出演本数はより増加するかもしれない。
前出のこやま氏は、「NHKの目利きはすごい信頼度があると思います。みんなが好きになるような魅力を持った人を発掘するのが上手」と語る。
「朝ドラって紆余曲折を経て成長していく、頑張っていくストーリーです。そのため、最終的にシニア層を含めた多くの視聴者がファンになることが約束されています。しかも、その時点ではコストパフォーマンスもいい。広告の予算の面においてもとてもメリットが高い。今年から朝ドラに出るよ、来年出るよ、というタイミングを狙って提案し、広告に登場するタイミングでは、人気が出ている。そういう人は、広告的にも魅力的です」
朝ドラ女優の活躍について追った吉田潮氏のメモ【その2】